プロフィール写真とパーソナルブランディング

その人を映し出すもの「プロフィール写真」

現代社会において、自分の姿を映したプロフィール写真は、さまざまな場面で使われます。各種願書や履歴書に添付する写真、運転免許証やパスポートなど公的な文書に使われる証明写真、そしてSNSやブログのアイコンやヘッダー、ホームページ上での写真など、プロフィール写真のない社会生活は最早考えられないでしょう。

そもそも人類とプロフィール写真は切っても切れない関係にあると言えます。歴史の教科書を見ればわかるように、まだ写真が無かった頃は彫刻や絵画のポートレート(肖像)として、人々は自分の姿を残してきました。その制作に携わる芸術家たちは、ただ見たままを描いているのではなく、あらゆる技術を尽くして被写体を表現しています。視線の強弱や口元の力感によってその人の性格・人柄を、さまざまな服装・装飾品や小道具によってその人の財政力や地位を、そして全体から伝わる雰囲気でその人の人生そのものを、見る者に伝えようとしているです。

よく「人を見た目で判断してはいけない」と言いますが、たいていの場合、わたしたちが最初に得られる情報は「視覚」です。誰かに対する第一印象というのは、その人を最初に見た瞬間にほとんど決まると言ってもいいでしょう。自分の中で「好ましい」と感じたポイントが多ければ、わたしたちはその人を「もっと知りたい」「距離を縮めたい」と考えます。しかしそうではない場合、わたしたちはその人に興味を抱かず、距離をとろうとします。これは、実際の対面だけでなく、プロフィール写真を見た時にも起きること。その写真から得られるさまざまな情報で、わたしたちはその人が自分にとって重要か重要ではないかを見分けているのです。

パーソナルブランディングと目的

人の第一印象を決定づけるプロフィール写真ですから、ただ綺麗に撮ればいいというものではありません。そこには明確な意図や戦略「パーソナルブランディング」が必要です。そのステップには大きく分けて4つの段階があります。

第1は目的を決めること。何事も目的をしっかり定めることは重要です。目的意識が曖昧では綿密な計画は立てられません。

第2はターゲットを決めること。その写真を見るのは誰なのか? 誰に見て欲しいのか? その相手によって的確なアプローチをとらなければなりません。

第3はメッセージを決めること。その写真を見る相手、ターゲットに何を伝えたいのか? 会話や文章と同じように、明確なメッセージのない写真は人の心に刺さりません。

第4は必要な情報を落とし込むこと。あなたのターゲットに伝えたいメッセージを写真の中で表現します。表情、メイク、髪型、ポージング、服装、装飾品、小道具、背景など、目に映るすべてのことを使って、あなたの魅力や価値を伝えましょう。

このようにしてパーソナルブランディングを行えば、あなたの第一印象は大きく変わっていきます。必要なのは明確な意図と戦略。まずはプロフィール写真の計画書「パーソナルブランディングカルテ」を作成してみましょう。

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『最高のプロフィール写真はプロの技術で作り出される』

あなたという人間を知らない不特定多数の人々にとって、最初に目にするプロフィール写真は、あなたの第一印象を決定づける重要なものとなります。写真を見て感じた第一印象が好ましいものならば、人はあなたのことを「もっと知りたい」と思うでしょう。しかし写真を見て感じた第一印象が好ましくない場合、人はあなたという人間に価値を見出そうとはしません。そして、一度でも持たれてしまったネガティブな印象は、その後もずっと尾を引き、多くの機会を損失させます。それほど第一印象というものは、人間関係にとって重要なものなのです。

さまざまなチャンスを自ら潰してしまわないためにも、プロフィール写真は安易なものを使わないようにしましょう。まずあなた自身が明確な目的意識をもち、あなたの魅力を最大限に引き出す確かな腕をもつプロの力を借りることが必要です。では、あなたにとって最高のプロフィール写真を撮るために、どんなプロが必要なのでしょうか?

<プロのカメラマン>

当然のことですが、写真を撮るのはカメラマンです。いくらデジタルカメラの機能が進化したといっても、素人の腕とプロのカメラマンの腕には雲泥の差があります。そして一言にプロのカメラマンといっても、その技術のレベルや得意分野はさまざまです。もしもあなたが自分のプロフィール写真を各種メディアで紹介される際に使う可能性があると考えているのなら、ポートレートを得意とするカメラマンに撮ってもらうことが必要です。マスメディアでの活動実績があるカメラマンなら、あなたの魅力を最大限に引き出してくれるでしょう。

<プロのヘアメイク>

今やプロフィール写真には「ヘアセッティング」と「メイクアップ」のプロであるヘアメイクの存在は欠かせません。各種メディアで高解像度の画像が使われるようになり、それまでは見えなかった細部まで見えてしまうようになったからです。ヘアメイクの腕の差は、これまで以上に重要なファクターだといえるでしょう。そして、ヘアメイク選びもカメラマン選びと同様に重要です。その人によって魅せ方のバリエーションに引き出しの差がありますから、できればいろいろな経験をしているヘアメイクがおすすめです。

<プロのアクティングコーチ>

プロフィール写真を撮るために必要なプロと聞いて、カメラマン、ヘアメイクまでは多くの人が想像できるでしょう。しかし、それだけでは最高のプロフィール写真は出来上がりません。あなたの表情やポージングなど、全体から醸し出されるビジュアルイメージを作り出すアクティングコーチが必要です。

残念ながら日本人は欧米人と違いビジュアルイメージに対する意識が薄いとされます。欧米人のポートレート写真を見ればわかるように、小さな子供でも、まるでモデルや俳優のように表情とポーズを作ります。これが自然と出来るのは、幼い頃から「相手にどう見てほしいか」「自分をどうアピールするか」ということを意識づけされているから。しかし日本人はそういった意識をほとんど持っておらず、写真に映る際、硬い表情だったり、硬直したポーズをとりがちになってしまいます。

表情やポージングというのは、あなたという人間がどういう人間なのかを伝えるための重要な非言語表現です。あなたという存在を知ってほしい相手へのビジュアルアプローチなのです。そのためには、想定されるターゲットに対して、正しいメッセージを送らなければなりません。あなたという人間の魅力や価値を、その人たちに一目で感じてもらわなければいけないのです。


プロのカメラマン、プロのヘアメイク、そしてプロのアクティングコーチと共に、あなたにとって最高のプロフィール写真を撮りましょう。

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